「複合酸化物(ZnO, Fe2O3, Ga2O3, Al2O3, In2O3, TiO2, R2O3(R:希土類元素)等を含む)の合成と結晶構造」

君塚 (Hanyang UniversitySeoul, 客員教授)

要旨:R2O3-A2O3-BO系、R2O3-TiO2-A2O3系および R2O3-TiO2-BO (R: In, Y, rare earth element, A3価陽イオン元素、 B2価陽イオン元素)に存在する複合酸化物の合成と結晶構造について話題提供する。これらの系には、RAO3(perovskite),R3A5O12(garnet)および R2Ti2O7(pyrochlore)などが存在することは古くから知られている。層状構造を持つホモロガス相、Fe2O3(ZnO)m, Ga2O3(ZnO)m, In2O3(ZnO)m, InAO3(ZnO)m 及び RAO3(ZnO)m (m:自然数)がその後報告された。さらに、1990年代後半に、複合結晶(4次元超空間群を持つ)In(A1-xTix)O3+x/2およびIn(Ti1-xBx)O3.5-xが合成され A,B,及びTiの各陽イオンが特異な配位状態を占めることが明らかにされつつある。イオン半径、席選択性、共有結合性、イオン結合性、酸素イオンのパッキング構造などの古典的な概念に基づき、既知及び新しい酸化物の構造と構成イオンとの間の関係を考える。

共同研究者:道上勇一(NIMS)F. Brown (Univ. Sonora, Mexico), C. Li (Oregon USA)