物性物理学IIレポート問題 3  2002/7/16

2Dの伝導帯の中央にまで電子が詰まっており、化学ポテンシャルをmとする。この伝導帯と、縮退度Nfをもつ局在f準位との混成により、近藤効果を説明する。f準位のエネルギーをef、f電子間のクーロン積分をUとすると、ef<<m<<ef+Uのため、基底状態は

    yg = A [|0> + Sn ò mm-Dd e a(e)|ne>]

と近似でき、基底状態におけるf準位の占有電子数nf1に近い(1よりわずかに小さい)。ここで、|0>はフェルミ球+f0電子配置、|ne> = a+naLn(e)|0>(n = 1, 2, ..., Nf)は1正孔+f1電子配置を表す。混成の行列要素tn(e)を

  tn(e) = V (|e-m| < D)
      =  0  (|
e-m| > D)     

なる矩形状として、この系の近藤温度TKを解析的に求めよ。ただし、kBTK<<Dとして、近似式を用いてよい。

締切:7月30日(火)

提出場所:藤森居室(理1号館501a号室)あるいは物理事務室脇の部屋の藤森のポスト。郵送も可。